フィットボクシングを再開したのでめちゃめちゃ筋肉痛です。でも汗かくとスッキリするな!
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電子書籍について、キレイに画像データを書き出すにはどうしたらいいのか……ってことをいろいろ調べたのでメモしておきます。
電子書籍作成のメモ
最近はCLIP STUDIOがあれば自分で電子書籍データを作れるのすごいですね。数年前まではそういうのぜんぜんなかったと思うぞ。
ハコニワアソビはかなり昔から描いているので、使用PCやハードディスクも二度ほどぶっ壊れており……。今はバックアップ取るようにしてますが、昔の漫画データは入稿用のレイヤー結合データしか残っていませんでした。
トーンのレイヤーが残っていれば、EPUBデータ作成の際には勝手に調整してくれてキレイに書き出せました。でも結合データだとそうは行かず、PDFもそうは行かず……せっかく電子書籍ならなるべくモアレをなくしたい。
漫画のデータが結合されているということは、モアレが出るんですよね。トーンが縮小されたときに変な模様になってしまうあれです。電子書籍は画面上で見るものなので、表示によってはどうしてもモアレが出ます。
トーンはモノクロ印刷時にグレーを美しく再現するための技術であり、画面上で見るには向かない……。最初からグレーを再現できてしまう画面上で見るときは、そもそも画像をグレースケールにしちゃったほうがいいってことです。
かと言って、漫画だし、トーンならではの表現をしている部分もあるので全部グレーにはしたくない(こだわり発動)。うーんじゃあ……
トーンっぽく見えればいい……ってコト?
そこで、このオートアクションを見つけました。web漫画用にきれいに縮小してくれるオートアクションです。
どうやらガウスぼかしをかけることで、縮小時のモアレを軽減してくれる仕組みのようです。
つまりモノクロページ全てにガウスぼかしをかけてしまえばいい……!web漫画用なのでこのままの設定だと電子書籍には画像が荒いですが、それも小さくしすぎなければ読むときに問題にはならないはずです。
というわけで、手順はこう。
①入稿用作品ファイルから隠しノンブルを消す(あってもいいけど、今回はお邪魔だったので)
②全ページを「トンボの内側まで」で書き出し、完成画像を用意する
見開きは絵がつながる状態(間隔0)で書き出す
③電子書籍用作品ファイルを作成し、「ページの読み込み」で②で作った全ページを取り込む
表紙にも表紙画像を設定する
④「一括処理」
web漫画用縮小オートアクションで表現色の変更・ガウスぼかしをモノクロのページのみにかける
表現色の変更はレイヤー表現色がグレーかカラーでないとガウスぼかしがかからないため。サイズの変更は今はしなくていいのでチェックを外す。
⑤電子書籍用データ出力
EPUB主力設定の「トーンをグレー化しない」のチェックはおそらく、既に画像がガウスぼかしによってグレーになっているのでどっちでもいい。
PDFのページレイアウトは「連続見開きページ」
原寸だと重いのでサイズは25%とかにしておく。これもお好み
完成!
というわけで①~⑧巻のほぼすべてのページに対し画像出力とガウスぼかしと書き出しを行っていたので、たいへんでした(PCが)。私はすることないんですけどね。よくがんばったよ……。
実際の電子書籍がどのように作られているのかはわかりませんが、個人で作れる範囲としてはこうすれば「作業データが残ってない!」って場合でもキレイにできるんじゃないかなと。そして私も今後は手順がわかっているので簡単に作れると思います。
自分でもちゃんと電子書籍データ作りたいなと思っていたので、電子書籍版をリクエストしてくれた方には感謝ですし、無事お届けできたようなのでよかったです!
ありがとうございました!